Barbie Almalbis, Kitchie Nadal
このふたりはフィリピンが誇る二人の若きシンガーソングライター、バービー・アルマルビス(Barbie Almalbis)とキッチー・ナダル(Kitchie Nadal)。バービーは、1995年からフォークロック風のバンド"Hungry Young Poets","Barbie's Cradle"で活動した後ソロに転じ、そのイメージ通り明るく爽やかな曲を可愛らしく唄います。また彼女は音楽のみならず絵の才能もあるとのこと。対するキッチーは、ロックバンドのボーカル出身で2004年にソロデビュー。アイドルぽい外見ですが、派手さのない清楚な雰囲気が却ってスターのオーラを感じさせ、また作詞にもかなり力を入れています。実はふたりともマニラの有名大学デラサール出身の才女とのことです。
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この"Pagdating Ng Panahon"は、私がOPM(Original Pilipino Music)の素晴らしさを知るきっかけになった曲です。フィリピンではけっこう欧米のカヴァー曲も人気がありますが、やはり本命はOPMのようです。私も不思議にOPMのメロディに親近感を感じるのですが、いくらアメリカナイズされているとはいえ、フィリピンの文化的基質は欧米よりも日本の方に近いということかもしれません。特に親しみやすい風貌の"Aiza Seguerra"が唄うこのバラードには、その優しい声とアコースティックギターの音色がぴったりあっていて、繰り返し聞いているとだんだん心地よくなってくる名曲です。
MYMPは、彼らがマニラの大学時代に始めた学生バンドがもとになり、2004年にプロデビュー。ギター担当チンの素朴でアコースティックな響きと、ボーカル担当ジュリスの素直な歌声が創り出す癒し系音楽。グループ名は"Make Your Momma Proud"(あなたのママに自慢をさせてあげて)から来ているそうで、今時めずらしい親孝行な彼らにちょっと感動いたしました。外見もあまり芸能人ぽくなく、ナチュラル指向のアーティストですね。
ベトナム最後の王朝、グエン朝の都が置かれていたフエ。ベトナムへ旅行した際、フエの旧市街と新市街を分けるフォーン川(香江)に浮かぶボートの上で、宮廷音楽の流れを汲む?民謡調の音楽を楽しむミニ・コンサートに参加し、旅行気分が盛り上がったことを憶えています。フエ出身の女性歌手、ヴァン・カインの歌は、
その姿は未熟な小娘なれど、声は熟成せるワインの如く馥郁たり…とでもいいたくなる外見と歌声のミスマッチです。歌好きの多いフィリピンで育ち、幼少のときからテレビの素人歌番組で修行?して、大歌手顔負けの歌唱力で周囲を驚かすようになったとのこと。"YouTube"ではじめて視て正直驚きました。ひとつめのMVでは、行進曲調に唄われることが多いフィリピンの国歌が、アカペラのゆったりとしたバラードに唄いあげられています。ふたつめでは、フィリピンの人気バンド"
”わが祖国(バヤン・コ)フィリピンよ”と、フィリピン人のナショナリズムを唄いあげる準国歌的な歌。1986年の政変の際に反マルコス派が唄ったことでも有名で、現在も政治的な集まりでしばしば唄われるそうです。純粋に音楽的にみても、最初の短調の張り詰めた雰囲気から、伸び伸びとした長調へ転調するあたり、なかなかいいバラードです。このMVは、実力派ベテラン女性歌手クー・レデスマが唄うバヤンコです。途中のモノローグは、たぶん、かつての愛国者の名をあげてフィリピン人としてのプライドを持とうと語っているようです。
1996年に17歳でデビューしたマレーシアの美貌の歌姫、シティ・ヌルハリザ。 アイドル歌手とは思えない歌唱力の持ち主で、当初はポップス歌手として売り出したのですが、この曲(チンダイ)のようにマレー伝統歌謡をそのレパートリーに取り入れて、大人気スターへと成長しました。
オリジナルは、"Father & Sons"というフィリピンのグループによるヒット曲で、女5人男1人という珍しい構成のバンド"AEGIS"が唄っています。ハイトーンの姉にハスキーな妹の叫び声が心に迫ってくる、フィリピンで人気のバンドです。この"Miss Na Miss Kita"(アイ・ミス・ユー)は、美しいメロディで聴くによし、唄うによしのカラオケにぴったりの名曲。ネット情報によれば、彼らはデビューする前に、日本のフィリピンバーで演奏していたこともあるそうです。
宇多田ヒカルのヒット曲、ファースト・ラブは、バラード好きが多いフィリピンでも大ヒットしました。本人歌唱のCDがよく売れたのをはじめ、フィリピン人歌手によるカヴァーも出てますが、次のビデオで唄っているのは、フィリピンの女優兼歌手のジェッサ・サラゴサ。その歌声は多少トーンが低めながらもオリジナルに似た雰囲気です。